介護の身体拘束
厚生労働省による高齢者福祉施設における身体拘束の考え方は、入居している方の生命または体を保護するために緊急の場合ややむを得ない場合以外は身体拘束を行ってはならないとされており、原則として禁止されています。
実際に身体拘束はどのような場合に行われるのでしょうか。例えば徘徊がある場合、階段からの転落の心配がありますので、身体拘束の例となります。また点滴や栄養等のチューブを抜かないように拘束する場合もあります。
服を脱ぐ、おむつをはずすなどが頻繁に起こる場合にはつなぎ服により制限を行うこともあるようです。また施設の中では共同生活が行われていますので、他者へ危害を加えたり迷惑行為を繰り返す場合にも拘束が行われるようです。
こうした身体拘束は、介護を行う側からすれば施設のサービスから外れた行為をすべて対応することはできず、ある程度理解できることではありますが高齢者には怒りや屈辱といった感情を抱かせることになります。また高齢者の家族にも影響を与えることは確かです。
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